H29年度シンポジウム(H29.12.17)を開催しました(イベントレポート)。


人間発達教育科学研究所 平成29年度シンポジウム                                                            「家庭の経済的不利と学齢期の子どもの諸問題(H29.12.17)」 イベントレポート

研究所では、平成29年12月17日(日)に、「人間発達基礎研究部門」におけるこれまでの研究・活動成果を基に、「家庭の経済的不利と学齢期の子どもの諸問題」を取り上げたシンポジウムを開催しました。

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年末の日曜日にもかかわらず、当日は82名もの参加者があり、大学の教員・学生のみならず、教育・福祉行政関係者やNPO職員等、子どもと関わるさまざまな専門家の皆さんが参加されました。事後に行われたアンケートでは、プログラムの内容に「満足」「やや満足」とお答え頂いた方が94%、「今後のご自身の研究・活動にとって有益だと思う」とお答え頂いた方が98%にも上り、非常に有意義な研究交流の場となりました。

「シンポジウムに対するご意見・ご感想」や「研究所の今後の研究・活動に対するご助言等」については以下のとおりです(一部抜粋)。皆さんからの貴重なご意見を参考に、今後もさらに努力を重ねていきたいと思います。益々のご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。

<参加者の声>  ※一部抜粋

● 今回の内容についてのご意見・ご感想は?
・子どもの貧困を多角的に考えることができました。自分にかけている視点を気づけ大変良かったです。
・家庭と学校の両側面から、日本における子どもの貧困についての知見が深まりました。
・子どもの貧困について家庭・学力・経済・対策の多面的観点から先生方のお話をきくことができて大変勉強になりました。特に、同じ東経を浜野先生、耳塚先生が違う観点で研究されているのが大変参考になりました。
・領域接続的な知見を知ることが出来て良かったです。
・面白い研究でした。研究に参加したいです。
・大変勉強になりました。ライフコースにおける累積的不利を総論として理解できたため、その後の各先生方の各論がより深く考えられました。
・4人の先生方のご報告自体、内容の濃いものでしたが、コメンテーター(耳塚先生)のコメントも、視点、着眼点、今後の取組(改善の方向を考える意味で)を考える意味で極めて有意義なものがあると思いました。経過時間(概して時間の割に盛沢山な発表)に比べ、コストパフォーマンスが高いシンポジウムであったと思います。多くの刺激を頂きました。
・今後の研究の成果を定期的に知りたいです。施策等に活かしていきたいです。非常に学びの多い機会となりました。ありがとうございました。
・教育と福祉の視点の違い等よくわかりました。

●「人間発達教育科学研究所」の今後の研究・活動に望むこと、期待することは?
・貧困や保育に関すること。
・子どもの貧困と健康状況等。
・学校システムから考える学習支援や社会連携などに興味があります。
・高校に関するセミナー等を開催してほしい。
「発達」の部分をもっと強調した追跡的な研究が増えることを期待します。
・今回と同じテーマでフォローアップをしていただきたい。
・福祉と教育の連携について。

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