講座案内(2022年度女性のエンパワーメントとリーダーシップ講座)

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①5月14日(土)「女性の生活が楽になる女性学 ~忙しい中でも自分らしく~」
石井 クンツ 昌子 [お茶の水女子大学 理事 副学長 国際交流・男女共同参画担当、お茶大女性リーダー育成塾:徽音塾 塾長]

【プロフィール】博士(社会学)。カリフォルニア大学で20年間教鞭を執り平成18年からお茶の水女子大学教授。令和3年から現職。研究テーマは家庭内性別役割分業の国際比較。日本家族社会学会会長、日本社会学会理事、国連専門家会議メンバー、内閣府男女共同参画会議専門委員、日本学術会議連携会員などを歴任。平成24年に全米家族関係学会より国際的な家族研究者に贈られるヤン・トロスト賞を授賞。単著・共編著に『「育メン」現象の社会学』『Comparative Perspectives on Gender Equality in Japan and Norway』他多数。


【講義内容】社会的なジェンダーやジェンダー平等の意味について学び、われわれが日常生活上で、いかに男女の役割に関して固定的な観念にとらわれていて、伝統的な性別役割分業を実践しているのかについて考察します。更に、社会科学系の研究からのエビデンスに基づく家事・育児の男女共同参画の様々な影響を概観しながら、「自分らしい生き方」を模索することにより、ジェンダーステレオタイプから脱却することを目指します。
[キーワード]ジェンダー、ジェンダー平等、ステレオタイプ、性別役割分業、自分らしさ

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②5月21日(土)「自分と次世代のための流されない生き方 ~人生のハンドルは自分が握る~」
岩田 千栄美 [WOMEN LEADRES 代表/桃山学院大学ビジネスデザイン学部 特任講師]

【プロフィール】お茶の水女子大学卒業後、経営コンサルティング会社に入社。20代で部長に昇進し、リサーチ関連事業部を統括。女性スタッフを多く擁したことから、女性のマネジメントやキャリア開発を得意とする。出産後にマミートラックに違和感を持ち退職し、フリーランスとして開業。企業や団体等で女性リーダー育成のための研修やセミナーを行う。また、社会のジェンダー構造の追究に関心を持ち、仕事や育児と並行して大阪市立大学大学院に進学。修士(都市政策)。2021年4月より現職。


【講義内容】あなたにとって幸せな人生とは何ですか。家族からの期待や世間の風潮に流されず、自分の幸せとは何かを言葉にすることができますか。同様に、キャリアとは何か、リーダーとは何か、これらの問いにも自分の言葉で答えることができるでしょうか。本講ではこれらのテーマを掘り下げて考え、漠然と流される状態から脱却し、自分の人生を力強く歩むことを目指します。1人ひとりのそうした生き様が、社会のジェンダーバイアスを変革する原動力になると信じています。
[キーワード]ライフプラン、リーダーシップ、キャリア、女性リーダー、女性管理職

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③5月28日(土)「女性管理職はいかにして育つか ― ダイバーシティとリーダーシップからの検討」
岡村 利恵 [お茶の水女子大学 グローバルリーダーシップ研究所 特任講師]

【プロフィール】社会学博士(お茶の水女子大学)。専門社会調査士。科研費若手研究「女性管理職はいかにして育つのか:職場環境・家族関係・リーダーシップ教育からの検討」(2020-2023)研究代表。英国オックスフォード大学サイードビジネススクールによってオンラインで提供される“Oxford Women’s Leadership Development Programme”を2020年に修了。著書に『キャリア・デザインと子育て―首都圏女性の調査から』(共著)など。


【講義内容】ここ数年、日本の女性の就業率は約7割と過去最高の水準であるものの、管理職に占める女性の割合は1割弱にとどまっています。本講義では組織におけるジェンダー・ダイバーシティということに焦点を置き「女性管理職はいかにして育つのか」について考えます。2019年に日本の大企業の女性管理職を対象とした調査の結果や関連するデータ、さらに本学の学部授業「ダイバーシティ論」で取り扱うリーダーシップ理論等についても紹介し、受講生のリーダーシップ開発に役立つ知見を提供します。
[キーワード]ダイバーシティ、リーダーシップ、女性管理職、社会調査、家族、高等教育、職場環境

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④6月4日(土)「あなたの背中を押します! ~アカデミアの役割と活用方法~」
藤原 葉子 [お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 教授、学長補佐(同窓会担当)]

【プロフィール】1981年お茶の水女子大学卒業後、千葉大学医学部での実験助手を経て、お茶の水女子大学大学院に戻り学位を取得。1997年にお茶の水女子大学に着任。管理栄養士養成課程の設置、SHOKUIKUプログラムのプロジェクトリーダーを担当し、現在は教授・ヒューマンライフイノベーション研究所長、学長補佐を兼担。2019~2021年副学長(社学協奏・同窓会)。学外では(公財)中央果実協会理事、(公財)ビタミン・バイオファクター協会理事、(一財)日本植物油協会理事なども兼務。


【講義内容】あなたはリーダーになりたいですか?私はこれまでに教授、プロジェクトリーダー、研究所長など「リーダー職」を受け入れ務めましたが、学生時代には消極的でリーダーになることなど全く考えませんでした。これまでに指導した卒業生はキャリアや仕事に悩むと私の研究室に足を運びます。私自身もそうでした。「私がリーダーになれるの?」と思っている皆さん、大学は高等教育を受ける場ですが「なれますよ!がんばって!」と背中を押してくれる場でもあります。本講義では私がなぜリーダー職を受け入れ務められたのか、キャリアや仕事に悩んだ時に活用できる「アカデミア」の役割とその活用方法をお話しします。
[キーワード]アカデミア、エンパワーメント、リーダー、受容、学び直し

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⑤6月11日(土)「コロナショック後で多様化するワークスタイルとキャリア形成」
渡邊 享子[株式会社巻組 代表取締役]

【プロフィール】1987年生まれ。東京工業大学大学院在学中の2011年に東日本大震災が発生をきっかけに宮城県石巻市へ。現地に移住し2015年に合同会社巻組を設立。2021年株式会社化。1日から入居可能な空き家を活用したシェアハウスシリーズ“Roopt(ループト)”の運営など、一般市場では流通しづらい資産価値の低い不動産が流通する仕組みを模索中。DBJ女性新ビジネスコンペ女性起業大賞、グッドデザイン賞など受賞多数。


【講義内容】コロナショック後、人口が密集する都市部における生活リスクの高さが顕在化し、同時にデジタル技術が急速に普及しました。このため、地方へのワーケーションや移住などに興味を持つ人口が増え、ワークスタイルやキャリアのあり方も多様化しています。宮城県へ移住し、自ら事業を立ち上げた講師の視点で多様化するキャリア形成の実例やポストコロナにおけるワークスタイルのあり方について実態を伝え、受講生と考えます。
[キーワード]地方創生、パラレルキャリア、ワークスタイル、多拠点居住、関係人口創出

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⑥6月18日(土)「仕事も家庭も! 頑張るけれど自然体で」
小西 雅子[東京ガス株式会社 エネルギー需給本部 執行役員 広域エネルギー事業部長]

【プロフィール】1988年お茶の水女子大学家政学部食物学科を卒業し、東京ガスに入社。育児休暇中に論文博士号を取得し、「ためしてガッテン」など多数のマスコミで食の情報発信をしつつ、服部栄養専門学校他で非常勤講師や、食関連の学会で理事を兼務。食分野の仕事に20年間強従事した後、プロモーションマネージャー、人事総務マネージャーを経て、50歳で営業職場に。現在は、執行役員・法人担当営業事業部長。


【講義内容】仕事も家庭も両立しようと「頑張る」と、様々な悩みがうまれ、次々と壁に突き当たるのは当たり前です!それを乗り越えようと、身の丈に合わぬ無理な背伸びをしていませんか。それが貴重な成功のチャンスを遠ざけているかもしれません。研究職をスタートに現在の営業統括職まで、自分のつよみを活かして「自然体」でしなやかに「頑張る」ため講師が心掛け、実践してきたことを<思考編:自分のつよみを理解する><アクション編:仕事との向き合い方>として皆さんと共有します。
[キーワード]仕事と家庭の両立、つよみ、自然体、頑張る、チャンス

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