講座案内(2020年度冬学期)


冬学期1月:イノベーションとアントレプレナーシップ/環境経営とSDGs ※部分受講ができます 募集要項を見る>>

前半

鹿住 倫世

「新規事業開発に効く! イノベーションと企業家活動」 *日程変更あり 2021.1.9(土)/1.16(土)1.10(日)/1.17(日)
鹿住 倫世 [専修大学 商学部 教授]

【プロフィール】1986年お茶の水女子大学家政学部卒業。特殊法人中小企業事業団に入職。在職中、1996年法政大学大学院経営学専攻修士課程修了(修士(経営学))。高千穂大学教授を経て2010年4月より現職。博士(学術)(早稲田大学)。専門分野:アントレプレナーシップ、中小企業経営、創業支援。


【講義内容】経済、社会環境の変化が激しい現代の企業や組織において、新たな価値を生み出すイノベーションは必要不可欠です。特に、これまでの事業分野と全く異なる新規事業の開発や、革新的なベンチャー企業との事業提携においては、イノベーションやそれを活用して新事業を創出する企業家活動への理解が必要です。企業家活動は、リーダーが知っておくべき知識であると同時に、セカンドキャリアとして自ら起業する際にも役立つ知識です。本講座では、イノベーションの本質や創出、革新的な事業の開発について、講義とケース分析、グループワークを通じて学びます。(キーワード:イノベーション創出、新規事業開発、アントレプレナーシップ、起業)

後半

中久保 豊彦

「SDGs時代の環境への取り組み」 2021.1.23(土)/1.30(土)
中久保 豊彦 [お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 准教授(環境システム学)]

【プロフィール】2012年大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻、博士後期課程修了。博士(工学)。大阪大学大学院工学研究科・助教を経て、2015年よりお茶の水女子大学基幹研究院自然科学系・助教、2019年4月より現職。専門は環境計画、資源循環工学、環境リスクの評価・管理。土木学会・環境システム委員会より、2016年に環境システム優秀論文賞を、2018年に環境システム論文奨励賞を受賞。


【講義内容】第五次環境基本計画が2018年4月に閣議決定され、これまで低炭素、資源循環、自然共生のそれぞれの分野で個別に展開される傾向にあった環境政策は、「SDGs」や「地域循環共生圏」を軸に統合化して取り組む時代へと移行しています。本講義ではまず、日本の環境政策の動向について解説します。その上で、企業が環境経営の展開に基づき公開するサステナビリティ報告書について、そのあり方を考えます。講座は演習やディスカッションを取り入れた双方向のものとします。(キーワード:環境政策、環境報告書、地域循環共生圏、SDGs)

冬学期2月:ビジネスと法律

汐崎 浩正

「女性リーダーが使えるビジネス関連の法律」 2021.2.6(土)/2.13(土)/2.27(土)/3.6(土)※開催月日に注意
汐崎 浩正 [汐崎法律事務所 所長弁護士]

【プロフィール】1989年 東京大学法学部第一類卒業、1997年 シカゴ大学ロースクール卒業(LL.M.)。「日本の独占禁止法の執行力の強化と国際カルテル事件への対応」「企業不祥事のビジネスリスク」等を講演。The Legal 500 Asia Pacific 2015(労働法)、及びWho’s WhoLegal 2019(独禁法)等を受賞。2014年度徽音塾「企業法務・労務管理」講師。2015年度から徽音塾「企業と法律」「ビジネスと法律」講師。


【講義内容】日常のビジネスに関係する法律や制度の知識を習得することを目的とします。消費者契約法、特定商取引法、PL法、景表法、独禁法、下請代金遅延等防止法、会社法、金商法、コンプライアンス制度、内部通報制度、企業倫理、個人情報保護法、労働基準法、育児介護休業法、男女雇用機会均等法、パートタイム労働法、労働者派遣法、高年齢者・障害者雇用、労働審判手続、女性活用推進法が対象です。可能な限り将来の法改正の方向にも触れたいと思います。(キーワード:消費者保護、ビジネス関連各法、コンプライアンス、データプライバシー、労働法、女性活用)

トライアル講座4月:食文化論

中止

香西 みどり

「和食における米と混合だしの食文化」 ※本講座は中止となりました
香西 みどり [お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 教授(食物栄養)]

【講義内容】2013年にユネスコ無形文化遺産として登録された和食は日本人の伝統的な食文化に対するものである。働く女性にとって、体を整え健康に保つために、和食は非常に重要な食文化といえる。和食の献立の特徴は「飯」を食べるための「一汁三菜」であり、「混合だし」にみられる「うま味」の活用である。講義においては日本の食文化を伝え継ぐという観点から「日本の米と食文化」と「だしとうま味」の2つの視点から和食をとらえ、特に日本人が発見したうま味については実際に味わう経験をすることで理解を深めることとする。(キーワード:和食、食文化、米、うま味、だし)

トライアル講座10月講座1:災害時の地図と食

14名限定のスペシャル講座です。1日で2つの内容が学べます。→オンライン開講にあたって、定員30名へ変更致します。

長谷川 直子

①「身近な地域で災害に関する地図を作ってみよう」 10.10(土) オンライン開講!
長谷川 直子 [お茶の水女子大学 基幹研究院 人間科学系 准教授(地理)]

【プロフィール】地理学を専門とする。著書は「世界の湖沼と地球環境」(古今書院、分担執筆)、「地理×女子=新しい まちあるき」(古今書院、監修執筆)、「地理女子が教えるご当地グルメの地理学」 (ベレ出版、共著)、「今こそ学ぼう地理の基本」(山川出版社、編集執筆)「発見しよう! つくってみよう! まちの地図 全3巻」(河出書房新社、監修)など。


【講義内容】災害時の地図として、ハザードマップが各自治体で作られています。そもそもハザードマップはどういうものなのでしょうか?この講座では主に水害のハザードマップをとりあげ、まず概略について簡単に解説します。「ある想定雨量で」作られている水害ハザードマップを参考に、その想定と違う雨量になった時にどういう被害が考えられるのか。受講生の身近な地域を事例に、各自で地図を作り考えてみましょう。(キーワード:ハザードマップ、水害、地理、地図)

須藤 紀子

②「家族と地域の健康を守る災害時の食事」 10.10(土) オンライン開講!
須藤 紀子 [お茶の水女子大学 基幹研究院 自然科学系 准教授(災害栄養)]

【プロフィール】2001年博士号(保健学)取得(東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻)。厚生労働省、国立保健医療科学院を経て、2011年より現職。日本栄養士会災害支援チーム運営委員(管理栄養士)。専門分野:災害栄養、公衆栄養、国際栄養。


【講義内容】災害時は行政からの支援(公助)を待つだけでなく、自ら備え(自助)、互いに助け合うこと(共助)が求められています。家庭の一員には家族の特性に合わせた災害食を用意し、被災による二次的健康被害を防ぐことが求められます。災害時も女性リーダーとして家族や地域を守ることを目指し、キーワードの中から受講者の希望に合わせた内容を提供する予定です。(キーワード:災害時の食支援、災害時要配慮者、食料備蓄のあり方、防災ゲーム、パッククッキング)
*災害食の試食を予定していましたが、オンライン開講のため試食は行えなくなりました。ご了承ください。

トライアル講座10月講座2:ビジネスパーソンの教養:哲学

中野 裕考

「西洋哲学の伝統から探る社会的リーダーの要件」 10.24(土)オンライン開講!
中野 裕考 [お茶の水女子大学 基幹研究院 文化科学系 准教授(哲学)]

【プロフィール】哲学を専門とする。論文”Toward a Redefinition of Japanese Philosophy”, Tetsugaku 3, 54-69, 2019年共編著、『哲学の体系性―現代カント研究14』(晃洋書房)2018ほか。


【講義内容】本講座では、西洋哲学の伝統から現代日本社会のリーダーたちが学ぶことができる視座を取り出してみたいと思います。主にアリストテレス、ルソー、カント、ヘーゲルを参考に、家族と経済社会と国家の関係、プライベートな領域とパブリックな領域の区別、リベラリズムと共同体主義の本質的な差異と相互尊重の可能性などについて考えてみます。ビジネスの成功を導くために、視野を広げ、しっかりとした知的土台を作りましょう。(キーワード:家族、社会、国家、公共、リベラル、保守)

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