講座案内(2018年度春学期)


春学期 5月:女性のエンパワーメントとリーダーシップ

iwata2015

「女性はもっと活躍できる」 5.12(土)
岩田 喜美枝 [公益財団法人21世紀職業財団 会長]

【プロフィール】1947年生まれ。1971年東京大学教養学部卒。1971年労働省入省。厚生労働省雇用均等・児童家庭局長を最後に03年退官。03年株式会社資生堂に入社。08年以降、同社代表取締役副社長、顧問を歴任。12年3月からキリンホールディングス株式会社社外監査役、16年からは社外取締役。12年7月から日本航空株式会社社外取締役。12年7月から公益財団法人21世紀職業財団会長。16年4月から株式会社ストライプインターナショナル社外取締役。現在の公職としては東京都監査委員。


【講義内容】1人の働く女性としての私自身の経験や、労働省での行政経験、さらには、資生堂等の企業で経営者として取り組んできたことを踏まえて、企業における女性の活躍推進をテーマにお話をします。女性のさらなる活躍が必要である理由や活躍推進のための企業の課題を一緒に考えるとともに、先輩として参加者の皆様に、仕事と家庭責任との両立、キャリアアップ、リーダーシップのとりかた等についてアドバイスをしたいと思います。

Miki_Kondo

「これからの、女性のリーダーシップ~グローバルとローカルの視点から~」 5.19(土)
近藤 美樹 [Value & Vision LLC 執行役員 人材育成・組織開発コンサルタント]

【プロフィール】ボストンコンサルティンググループ、日本ロレアルの人事マネジャーとして10数年にわたり、人材育成・組織開発に従事。2010年に独立後、企業や教育機関に対し、ひとの意識・行動を変える研修、組織の仕組み・風土を変えるコンサルティングを行う。直近で特に注力しているのは、女性のリーダーシップ開発、及び、ダイバーシティ&インクルージョンの推進。シドニー大学大学院ヒューマンリソースマネジメント・コーチング(心理学)修士(MA with Merit)。IMDビジネススクールStrategies for Leadership修了。青山学院大学文学部フランス文学科卒業。


【講義内容】急速な社会情勢の変化の中で、女性リーダーの活躍のチャンスが拡がっています。当講座では、グローバルとローカルの視点から、女性リーダーの活躍のチャンスを紹介し、チャンスをつかむために求められるリーダーシップのあり方を考えていきます。また、最新のリサーチやさまざまな事例をもとに、女性がリーダーシップを発揮するうえで直面する代表的な課題と、実践的な課題克服のヒントを提示します。双方向レクチャーやディスカッションを採り入れ、受講者が問題意識をもち主体的に学ぶ場を提供します。

kakuda2015

「ダイバーシティ社会におけるワーキングマザーの働き方実践」 5.26(土)
角田 仁美 [株式会社NTTデータ 法人コンサルティング&マーケティング本部 コンサルティング部 課長]

【プロフィール】大阪府出身。2002年株式会社NTTデータ入社。製造業・小売業を中心とした会計・経営分析、サプライチェーンマネジメント、マーケティング業務のコンサルティング・システム開発に携わる。現在はCX/UXやデジタルマーケティングのコンサルティングサービスを担当する。4歳・8歳の二児の母。 専門分野:会計・経営分析、サプライチェーン最適化・見える化、デジタルマーケティングなどの業務・ITシステム。


【講義内容】女性活躍推進が謳われダイバーシティが進む中で、自らのキャリアと出産・子育てなどのライフイベントとのバランスはどうすればよいのか。ワークライフバランスと言われる中、実際にはどうやって両立しているのか。管理職になると何が変わるのか。IT業界で子育てしながらグローバル案件も担当する講師の事例を参考に、日々悩みながらも自らの将来をステップアップさせるアクションの取り方を知り、ディスカッションを交えながら働き方を考えてみましょう。

sinotsuka2015

「女性が政治・経済から遅れる要因は何か、を考える」 6.2(土)※開催日に注意
篠塚 英子[お茶の水女子大学 名誉教授、島根大学 監事(非常勤)、小松製作所 社外監査役、日本証券金融 社外取締役、ライフネット生命 社外取締役など]

【プロフィール】1965年武蔵大学経済学部卒業、社団法人日本経済研究センター入社。お茶の水女子大学家政学部助教授、教授。 日本銀行審議委員、お茶の水女子大学(再就職)文教育学部教授、定年退職後、日本司法支援センター(法テラス)理事、 人事院人事官。現在お茶の水女子大学名誉教授。専門分野:労働経済学、金融政策、ジェンダー論。 主著『日本の女子労働』『日本の雇用調整』等。総務省統計審議会委員、商学博士(慶應義塾大学)。


【講義内容】これまで本塾の講師を第1回から担当してきたが、受講生からの最初に受けた新鮮なインパクトは年々薄れてきたように感じる。個人の問題なのか。社会変化に問題があるのか。私自身がさまざまな組織で働いてきた経験から、経済、政治、グローバル社会の変容と女性のエンパワーメントについて、皆さんと議論する材料を提供したい。

春学期6月:リーダーシップ/異文化コミュニケーション

「貴女のリーダーシップのあり方を考える、作る」 6.9(土)/6.16(土)
高田 朝子 [法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 教授]

【プロフィール】モルガン・スタンレー証券会社勤務を経て、サンダーバード国際経営大学院国際経営学修士(MIM)、 慶應義塾大学大学院経営管理研究科経営学修士(MBA)、同博士課程修了。経営学博士。 専門分野:組織行動 リーダーシップ 女性総合職並びに後継者研究。


【講義内容】リーダーシップのあり方は千差万別です。この授業ではディスカッションを通じて貴女なりのリーダーシップについて様々な角度から考えます。授業はケースメソッドで行われます。ケースを自ら考え、グループで考え、そして皆で考えることで、自分なりのリーダーシップを見つめ直します。受講生は事前課題のケースをよく読み込んで自分だったらどう意思決定し行動するのか、様々な立場に身を置き考えることが求められます。

yoshida2015

「多様性対応コミュニケーション」6.23(土)/6.30(土)
吉田 友子 [慶應義塾大学 商学部 教授]

【プロフィール】1991年にEast West Centerの研究員、1993年にSheraton Hotel HawaiiのTraining Directorを経て1996年に慶應義塾大学商学部に着任。現在、教授。1991年にシラキュース大学大学院修士号取得、2005年にハワイ大学大学院博士号取得。専門分野:異文化コミュニケーション、文化心理学。


【講義内容】異なる文化背景の人々とのコミュニケーションの際、言葉が通じても文化の差による勘違いや摩擦が起きることが多々ある。逆にその勘違いや摩擦から得るものも大きい。ビジネスリーダーは多様性を積極的に活用し効果を上げなければならない。この授業ではディスカッションや疑似体験等を通して、異文化接触を体験的に学んでもらい、感受性を高める。受講生の積極的かつ主体的な参加が求められる。

※講座内容、講師については、予告なく変更する場合があります。ご了承ください。
※講師の所属・役職等は、2018年3月時点のものです。

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