①5月8日(土)「子どもとは何か ~子どもと過ごし関わる中で問い続ける~」
宮里 暁美 [お茶の水女子大学 人間発達教育科学研究所 教授]
【プロフィール】国公立幼稚園教諭、附属幼稚園副園長を経て、平成28年4月より現職。子どもが育つことの意味と保育の在り方について実践を通して検討を重ねている。主な研究領域は保育学全般、幼小接続、子育て支援論、遊び環境。著書は『子どもたちの四季~小さな子をもつあなたへ伝えたい大切なこと』(主婦の友社)著、『0-5歳児 子どもの「やりたい!」が発揮される保育環境』(Gakken 保育 Books)監修、『思いをつなぐ保育の環境構成』(中央法規出版)編著など。
【講義内容】誕生のその時から人は自分の意思を持ち行動している。泣きたい時に泣き、遠くの音に耳をすます。一方、親たちの始まりは迷いの中。恐る恐る赤ちゃんに触れぎこちなく関わりゆっくり親になっていく。子どもが登場すると家庭の状況は一変し、喜劇と悲劇が入り混じった物語が日々紡ぎ出されていく。子どもとは一体何なのだろうか。「子ども」という存在について、実例を紹介しながら検討していきたい。自分自身の中にある「子ども」にも目を向けながら。(キーワード:自ら育つ、さながらの生活、思い思いの遊び、人間、探究)
②5月15日(土)「キャリアの選択肢を広げる、付加価値を生む女性たちの仕事」
横田 響子 [株式会社コラボラボ 代表取締役、お茶の水女子大学客員准教授]
【プロフィール】1976年生まれ。お茶の水女子大学卒業後、1999年株式会社リクルート勤務を6年経て株式会社コラボラボ設立。女性社長.netを運営すると共に、大手企業の新事業立上げ・販促支援のプロジェクトに携わる。2011年APEC女性と経済サミットにてイノベーター、2014年Forbes JAPAN「未来を創る日本の女性!フォーブスが選ぶ10人」に選出される。女性活躍、国の行財政改革、地方自治分野の国の審議会に有識者として多数参加。「朝まで生テレビ!」「クローズアップ現代」などテレビ出演多数。
【講義内容】女性役員・管理職の登用が望まれるとともに新たな価値を生む人材が求められています。また副業・兼業・複業など柔軟な働き方に社会が移行する「一人複役」の時代が近づいています。未来の労働市場予測とともに、新たな付加価値を生む女性たちの事例をお届けします。皆さまのキャリアの選択肢と視野を広げる機会を提供します。(キーワード:付加価値ある仕事、柔軟な働き方、ダイバーシティ、女性の活躍、キャリアの幅を広げる)
③5月22日(土)「貴女のリーダーシップを磨く よりよいキャリアを積むために」
高田 朝子 [法政大学経営大学院 イノベーション・マネジメント研究科教授、同グローバルMBAプログラムディレクター]
【プロフィール】モルガン・スタンレー証券会社勤務を経て、サンダーバード国際経営大学院国際経営学修士(MIM)、慶應義塾大学大学院経営管理研究科経営学修士(MBA)、同博士課程修了。経営学博士。高千穂大学准教授を経て現職。専門分野:組織行動、リーダーシップ、女性総合職並びに後継者研究。
【講義内容】リーダーシップのあり方は千差万別です。他人の真似ではなくまず自分を知りその上で自分なりのリーダーシップのあり方を考えることが必要です。簡単なワークをしながら新しい自分を見つけてみましょう。今までの女性のリーダーシップの研究についても紹介します。何か貴女のリーダーシップのあり方についてのヒントがつかめるかもしれません。(キーワード:リーダーシップ、マネジメント、組織、モチベーション、意思決定)
④5月29日(土)「多様性対応コミュニケーション」
吉田 友子 [慶應義塾大学 商学部 教授]
【プロフィール】1991年にEast West Centerの研究員、1993年にSheraton Hotel HawaiiのTraining Directorを経て1996年に慶應義塾大学商学部に着任。現在、教授。1991年にシラキュース大学大学院修士号取得、2005年にハワイ大学大学院博士号取得。専門分野:異文化コミュニケーション、文化心理学。
【講義内容】異なる文化背景の人々とのコミュニケーションの際、言葉が通じても文化の差による勘違いや摩擦が起きることが多々ある。逆にその勘違いや摩擦から得るものも大きい。ビジネスリーダーは多様性を積極的に活用し効果を上げなければならない。この授業ではディスカッションや疑似体験等を通して、異文化接触を体験的に学んでもらい、感受性を高める。受講生の積極的かつ主体的な参加が求められる。(キーワード:ネットワーク構築、コミュニケーション、異文化理解)