講座案内(2024年度女性のエンパワーメントとリーダーシップ講座)

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①5月11日(土)「お母さんが幸せであれば、子どもも幸せ―頑張りすぎない子育てを―」
成田 奈緒子 [文教大学教育学部発達教育課程特別支援教育専修教授]

【プロフィール】
小児科医・医学博士。公認心理師。子育て科学アクシス代表。1987年、神戸大学 医学部
医学科卒業後、米国セントルイスワシントン大学医学部や筑波大学基礎医学系で分子生物学・発生学・解剖学・脳科学の研究を行う。2009年より現職。著書「山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る」「高学歴親という病」「発達障害と間違われる子どもたち」「誤解だらけの子育て」など多数。専門は障害児病理学
生理学 小児科学 発達脳科学。


【講義内容】
なぜ、日本のお母さんは自分をそんなに追い込むのでしょうか? 多くの母親は、「私が全部やらなければ」という責任感にかられ、働きながらも仕事と子育ての両方で自分を追い込んでいます。しかし、この「真面目すぎる、頑張りすぎる」姿勢は、必ずしも子どもや家族の幸せにつながるわけではありません。実は、親が楽しく生きている姿こそが、子どもの幸せに大きく寄与するのです。家庭内での役割分担や、自分自身を大切にすることの重要性に焦点を当て、私たちはどのようにバランスを取るべきかを探りませんか。また、私自身の生い立ちや女性として経験したハラスメントについて、それが私の娘への教育方針にどのように反映されているかもお話しします。
ご夫婦、未婚の方、学生さんの参加も大歓迎です。本講演が、みなさん自身の幸せを見つめ直し、それが家庭や社会の幸せにつながっていく一歩となることを願っています。

[キーワード]親、子育て、幸せ、ワークライフバランス、セルフケア

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②5月18日(土)「自分らしい働き方とリーダー像とは―仕事もプライベートも楽しむために―」
木村 恵子 [朝日新聞出版 AERA 編集長]

【プロフィール】
1975年、福井県生まれ。1999年、一橋大学社会学部卒業、朝日新聞社入社。新潟支局、千葉支局で、警察や県政などの取材を担当。2004年、AERA編集部。女性の生き方、格差問題、働き方などをテーマに取材をするほか表紙担当などを続ける。第1子出産後、2014年に副編集長に。第2子出産後、2018年にジュニアエラ編集長兼務。その後、AERAwithKids編集長も兼務。2022年4月からAERA編集長。


【講義内容】
女性がキャリアを築くうえで大事なこと、キャリアだけでなく自分のライフプランとどう両立させていくか、自分で満足いく、楽しめる道を選んでいくために何が大事かを一緒に考えたいと思います。従来からいわれている「こうあるべき」にとらわれず、自分らしい、自分が楽しめる選択をするには何が大事か、私自身の経験を紹介しながら、話し合います。女性が二の足を踏むことが多いとされる管理職やリーダーを選択することの楽しさや意義も伝えたいと思います。

[キーワード]仕事と家庭の両立、女性の働き方、ライフプラン、キャリアプラン、女性管理職

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③5月25日(土)「変化する時代に、私らしいしなやかなキャリアを」
島津 めぐみ [富士通株式会社 執行役員副社長 COO(サービスデリバリー担当)]

【プロフィール】
1987年お茶の水女子大学家政学部家庭経営学科を卒業し、富士通に入社。システムエンジニアを中心にキャリアを積み、2016年より同社執行役員、2024年より副社長COO(サービスデリバリー担当)。米国・英国への駐在経験から、ダイバーシティ&インクルージョンに富んだリーダーシップとチーム形成を重視しており、社内外での女性リーダーシップ育成にも積極的に参加。


【講義内容】
日本社会における女性活躍の場は広がってきました。それでも世界に目を向けると、女性活躍度・ダイバーシティともに日本のまだまだ先をいっています。またこれからは、サステナビリティへの関心の高まり、デジタル技術の革新、働き方の多様化に代表されるような、ますます加速する社会の変化とも合わせ、自身のキャリアを選択し構築していくことの重要度も高まっています。IT業界における経験を共有しながら、しなやかなキャリアをどのように描くか、みなさんと考えてみたいと思います。

[キーワード]技術、マネジメント、修羅場と成功体験、過去と未来、ダイバーシティ&インクルージョン

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④6月1日(土)「しなやかなリーダーシップを考える―DXとWXをキーワードに―」
境 麻千子[東日本電信株式会社(NTT東日本)執行役員]

【プロフィール】
1987(平成元)年 お茶の水女子大学文教育学部国文学科卒業、NTT入社。法人営業、マーケティング、プロモーション、採用・人事等、多分野の業務を経験し、出産・子育てをしながらキャリアを重ねる。NTT東日本ダイバーシティ推進室長、ベンチャーとのアライアンスビジネスやICT国家プロジェクト等に従事。2020年よりNTT東日本役員。同社地域循環型ミライ研究所シニアエバンジェリスト兼務。国家資格キャリア・コンサルタントとしても活動中。


【講義内容】
日本で通信が始まったのは、お茶大(東京女子師範学校)開校の少し前。それから150余年、ICTは常に新たな時代を切り開き、現在はAIやデータ活用によるSociety5.0実現へのさまざまな取組みが行われています。地域情報通信の担い手として平成~令和の現場最前線に身を置き、組織も業務も自らをも変革させてきた経験から、地域循環型社会を創造するDXとWX(ウェルビーイング・トランスフォーメーション)、リーダーシップやキャリアデザインについて語ります。

[キーワード]キャリア形成、Well-being、DEI、地域活性化DX、未来へのテクノロジー

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⑤6月29日(土)「人が育つ「場」」
高鳥 まな[学習院女子大学大学院国際文化交流研究科 非常勤講師]

【プロフィール】
東京大学教養学部教養学科卒業後、国際交流基金に入社。入社3年目に、仕事と学業の二足の草鞋で、東京大学大学院総合文化研究科にて戦前の日本の国際文化交流を研究。国際交流基金では、芸術交流、日本研究・知的交流、草の根交流、日本語普及、及び組織運営・管理等に従事し、国内勤務のほか、パリおよびロンドン(2度)に駐在。現在は、大学で「国際交流」や「文化政策」を講義している。


【講義内容】
私は、男女平等が制度・仕組みとしては存在する政府系機関で、芸術や学術、言語といった「文化」の諸分野で日本と海外をつなぐ「国際文化交流」の仕事をしてきました。3度の海外赴任も含め、経験してきた様々な職場環境、「文化」というものを扱うジャンルにおける「女性」の位置づけ、折々に感じた驚きや違和感、発見などについてお話しします。我々の日常は、性差も含め様々な「他者」ないし「異文化」との接触や交渉の連続です。そうした中で、人がどのように育つのか、どのように自分を育てていくのか、をみなさんと一緒に考えたいと思います。

[キーワード]「場」、学び続ける、離れて眺める、ダイバーシティ

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⑧7月20日(土)「幸せなキャリア形成に向けて意識したいこと」
中川 晴美[東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)常務執行役員(駅業務・サービス品質・観光担当)]

【プロフィール】
1991年3月にお茶の水女子大学家政学部被服学科卒業し、同年4月に東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)入社。キャリア前半は旅行業や広告・宣伝等の業務中心に経験を積み、2007年からはダイバーシティ推進部署のリーダーとして当時まだまだ男性中心だった鉄道会社の風土改革や両立支援制度の拡充に奔走。その後は、人事・総務系でキャリアを重ね、執行役員千葉支社長などを経て、2023年6月より現職。プライベートでは2人の娘の母。キャリアコンサルタント(国家資格)。


【講義内容】
経験不足、自己評価の低さ、マミートラックなど、DE&Iが重要視される今も、女性がキャリアアップする上での阻害要因は、女性たちを取り巻く環境や、女性自身の意識など、様々なところに内在しています。これまで仕事と育児の両立や、自らの能力と求められる役割とのギャップなどに悩みながらもキャリアを重ねてきた講師自身が、実際に経験したモチベーションの変化などを紹介しながら、仕事も家庭も充実した幸せなキャリア形成にむけて、意識したいポイントなどを皆さんと一緒に考えます。

[キーワード]DE&I、モチベーション、仕事と育児、ロールモデル、キャリア形成

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